LeqtiqueのL'シリーズがエフェクター業界を破壊した
Shun Nokina氏が手がけるLeqtique(レクティーク)からL'と呼ばれるシリーズが登場しました。
従来のLeqtiqueのエフェクターも素晴らしいクオリティで僕は非常に驚いたのですが、今回登場したL'シリーズはその遥か上をいってしまいました。
そんなL'シリーズを紹介したいと思います。
L'とは
出典:http://www.ishibashi.co.jp/sale-event/16693
もともとLeqtiqueのラインナップにあったMAT、Red、9/9、 Rochをミニケースに収め、見た目を大きく変えたものが今回のL'シリーズになります。
ただ単にリサイズしただけではなく内部のコンポーネンツもアップデートされているとのことです。
サウンドの傾向としては9/9が1番歪みの量が多くエクストリームメタルまで対応。MATはTS系のオーバードライブでゲイン幅が広く、ブースター的な使い方からハイゲインオーバードライブまで対応しています。Redはエッジの効いたオーバードライブ・ディストーション。Rochは下記を参照ください。
このサイズのエフェクターは今では当たり前になりましたが、その先がけとなったのがShun氏が作っていたShun Nokina DesignのRedemptionistです。通称Redと呼ばれ、今回のL'シリーズでも登場しています。
価格はそれぞれ税込みで12,980円。このクオリティでこの価格は破格です・・
他のエフェクターメーカーは戦々恐々としているでしょうね。
L' Rochのレビュー
まずはこの見た目・・・美しすぎてため息すら出そうです。笑
Shun氏いわくフェラーリからのインスピレーションがあるとのこと。
今回Rochのみ試奏しました。
実はLeqtiqueのRochは試したことがありませんでした。ですので今回のL'シリーズが初めてです。
トランスペアレント系ということでやはり味付けの薄い原音を活かしたナチュラルなオーバードライブという印象です。
ですがShun氏が作る全てのペダルに共通するミドルの滑らかさは健在でした。Leqtiqueらしいトランスペアレント系オーバードライブですね。弾いた瞬間に「あ、Leqtiqueの音だ」と思いました。
ローゲインかと思ったのですが意外と歪みます。
ピッキングの強弱で クリーンサウンドを出せるほどセンシティブではありませんが、ギター側のボリュームを下げることでクリーンサウンドを出すことができました。
そしてやはりローカットノブが素晴らしいです。本当にどんな環境でも良い音を出せると思います。
ちなみにLeqtiqueと同じようにL'のペダルも全て永久保証です。
まずはRedを
まだLeqtiqueのペダルを試したことない方はRedから試してみるのをオススメします。
スムースなミドルハイゲインのペダルです。僕もShun Nokina Designの物からLeqtique版までかれこれ3年ほど愛用しています。個人的にRedが1番Leqtiqueらしさ、というよりShun氏のこだわりを感じることができると思います。
誰でも良い音が手に入る
これは歪みエフェクターに興味がでてきたギター初心者の方からエフェクターマニアの方まで圧倒的にオススメできますね。この4機種でほとんどのジャンルはカバーできます。迷ったら買っておけくらいです。笑
少し前だとこのクオリティのペダルを買おうとすると3~4万くらいしていたと思います。それが13,000円ほどで買えちゃうんです。ボスとそんなに変わらないんですよね。
ジャズコにメタルゾーン使ってギンギンとかもう過去の遺物です。笑
本当にそれほど良い音を安く手に入れることができるようになりました。
Shun氏の思いとして誰でも手が届く範囲の価格で作りたいというのがあったそうなんです。本当に素晴らしいです。
おわりに
実は楽器店員時代にエフェクターを担当していたのもあって少しですがShunさんにお世話になったことがありました。とても気さくで良い方でしたよ。
僕は本当に音どうこうよりもShunさんが作るペダルのファンなんです。(もちろん音も素晴らしいですよ!笑)
なのでLeqtiqueのペダルはリリースされる度に購入していました。本当に拘りが物凄いんですよ。エフェクターという枠組みを超えて一つの芸術作品だと思っています。
楽器店員を辞めてから正直エフェクターに対する興味は薄れていたのですが今回L'が発表されて久しぶりに興奮しました。
全国の楽器店にもう並んでいるのでぜひ試してみてください!