PDCAサイクルを使って効率的にバンドを成長させる
なんとなくスタジオに入って練習して、またなんとなくスタジオに入って練習することの繰り返し・・・そんなことでは絶対に上達しません。
なぜなら問題意識をメンバーと共有できていないからです。メンバーが気づいた改善点をやみくもに挙げ、それだけを改善していくのでは圧倒的に効率が悪いんです。
では効率的にバンドを成長させていくにはどうするか。
バンドでPDCAサイクルを回す
出典:PDCAサイクルとは?なぜ回らないの?PDCAの具体例と3つのコツ | 起業tv
PDCAサイクルとは?
典型的なマネジメントサイクルの1つで、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)のプロセスを順に実施する。最後のactではcheckの結果から、最初のplanの内容を継続(定着)・修正・破棄のいずれかにして、次回のplanに結び付ける。このらせん状のプロセスを繰り返すことによって、品質の維持・向上および継続的な業務改善活動を推進するマネジメント手法がPDCAサイクルである。
簡単に言うと計画と実行、結果の収集とレビューを継続的に行うことです。ビジネスパーソンの基礎知識ともいわれていますね。
かたっ苦しさから企業活動がすぐに頭に浮かびそうですが、何もそんなことはなくバンドや日常でもこの考え方を取り入れることができるんです。
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バンド練習で取り入れてみる
企業活動ほどカッチリしてなくても全然大丈夫です。要はこれを全員で意識して回すことが1番重要です。
実際に「演奏力を上げる」という1番使われそうなテーマでバンドに取り入れてみます。
今回は1回のスタジオ単位で考えてみましょう。
1.Plan(計画)=演奏力を上げる
細かな改善点から大きな改善点まで見つけて総合的に演奏力を上げる。
2.Do(実行)=スタジオでバンド練習する
レコーダーを使って録音しながらバンド練習を行う。
3.Check(評価)=今回のスタジオ練習を振り返る
LINEのノート機能を使って録音した音源を後日共有し、メンバーが気になった部分をそれぞれ書き込んでいく。
4.Action(改善)=課題の解決策を考える
次のスタジオ開始の30分前に集まって全員で打ち合わせを行う。
課題と改善するポイントを全員が把握した状態でスタジオに入る。
以上の流れです。
実はこれは僕が前バンドをしていた時に実際にしていた例なんです。 毎回毎回このサイクルを回し続けていました。ずっと続けていると嫌でもバンドが良くなっていくと思いませんか?
実際にこれを意識し始めてからぐんぐん良くなっていくのが目に見えるように分かりました。
もちろんバンド練習というテーマ以外にもこのサイクルを使うことができます。
- ライブパフォーマンス
- オリジナル曲作成
- バンドのプロモーション
- メンバー個人の上達
などなど。
効率の悪いバンドがほとんど
PDCAサイクルとか固いことを説明してきましたが、突き詰めるとバンド活動全体を通して振り返りをしないバンドがかなり多いということなんですよね。
今回の例でいえば、練習中に気づいたことを言ってその場では改善されても次のスタジオの時にはもう忘れて元通りになっている・・とか。こういうことって本当に多いですよね。
この原因は3.Check(評価)がしっかりできてないからなんです。
口で言ってもやはりすぐ忘れてしまうので文字にして残しておく。簡単なことですがこれをするかしないかで効率面で大きく変わってきます。
おわりに
こんなこと書いておきながら僕が今やってるバンドでは全然できてないんですが・・・(前は実践してましたよ!笑)
効率的に成長していきたいというバンドさんはPDCAサイクルをぶん回してみてください!