【理論不要!】誰でもセッションに参加できる簡単な方法
バンド練習の合間にいきなりセッションが始まってついていけなかったことはありませんか?
急に始まって何を弾いたらいいのか分からない!
音楽理論なんて知らないから即興演奏なんてムリ!
そう思いがちですが…セッションに音楽理論は必要ないんです!
もちろん理論を理解していた方が演奏の幅は大きく広がりますが、その場でいきなり始まったセッションくらいであれば理論なんて知らなくても十分に対応できます。
僕もどうしたらセッションができるようになるんだろう?やっぱり音楽理論を学ばないといけないのかな?などと思っていたのですが、全然そんなことなかったんです。
セッションと音楽理論
僕の経験上、音楽理論を理解してセッションに参加してる人は1割もいなかったです。
みんな自分の感覚で合わせている感じですね。
セッションもバリバリこなすスーパーベーシストである「ひなっち」こと日向秀和氏も以下のようにツイートしていました。
全然知りません。RT @shidoromodoro13: @Hinatch ひなっちさんはスケールとか理論的なものはどこまで把握されてるんですか?
— 日向秀和ひなっち (@Hinatch) 2011年6月20日
このツイートを見てびっくりしたのをよく覚えています。
音楽理論はあったほうがいいですがなくても全然大丈夫なんですよね。
手グセだけでセッションできる
それではみんなどうやってセッションに参加しているのか。
それは手グセのフレーズをその場でうまく当てはめて演奏しているんです。
いつもギターを持つとついつい弾いてしまうフレーズってありますよね?
実はセッションに参加している人はそういった自分の手グセを弾いているだけなんです。
少しだけコツがあって、キーだけ合わせれば手グセをそのままセッションで使うことができます。
その場でいきなり始まるからキーもリズムも違うのに手グセで大丈夫なの?
大丈夫です。
キーに関しては、ギターは便利な楽器でポジションはそのままでフレットを移動させるだけでフレーズ自体のキーを変更することができます。なので手グセの元の曲と、始まったセッションのキーが違ってもそこだけ合わせればポジションはそのままで演奏できます。
またキーが合えば手グセのポジションでどこを弾いても音が合うので後はそのリズムに合わせるだけです。
そもそもそんな手グセフレーズなんてないよ!
手グセのフレーズがない場合は好きな曲のギターソロをコピーしてそれを手グセにしてみましょう。
僕はオアシスのDon't look back in angerという曲のギターソロがセッション時、大元のフレーズになっています。この曲はペンタトニックという定番スケールがふんだんに使われているのでかなりオススメです。
※3分からギターソロです
手グセをセッションに落とし込む
実際に手グセのフレーズをセッションで合わせるための練習ですが、いろんなバッキングトラックを流しながら弾いていくのがベストです。
同じポジションのままフレットをズラすだけで音がきれいに合う場所がありますので探しながら弾いてみてください。そこを見つけたらリズムに合わせて弾いてみましょう!最初は単音でも大丈夫です。
トラックはYoutubeにたくさんあります。オススメのトラックを2つ紹介しておきます。
キーがAのトラック
キーがEのトラック
まずはこのトラックで練習してみましょう!
手グセの数がモノをいう
セッションがうまい、すごいと言われる人の共通点は手グセの数が多いという点だけです。
即興でフレーズを作って演奏している訳では決してなくて、あらかじめ用意しているんですね。(それなら誰でもできそうですよね?)
そして引き出しが多ければ多いほど、多彩なフレーズをその場で演奏することができるというわけです。そしてそれがうまいに繋がっていきます。
なので普段コピーしている曲のギターソロなんかをただ単にコピーするだけじゃなくて、自分の物にしてしまう癖をつけるといいですね。
僕は手グセのフレーズをゲームでいう技みたいに捉えています。
1番お気に入りのフレーズが必殺技でここぞ!という時に使う感じです。笑
音楽理論はあとからできたもの
音楽理論は「なんとなくこう弾いたらいい感じにハマるな!」というのを記録した物なんですよ。言ってしまえばみんなが考えた手グセの集大成なんです。
今まで積み上げられてきたその理論はもちろん膨大な数です。
そのため自分の手グセも、もれなくスケールなどのいずれかの音楽理論に基づいたフレーズになっているはずです。
なので手グセを増やせば増やすほど理論も学んでいいるということになるんです。
特別勉強なんてしなくても大丈夫なんですよね。
おわりに
音楽は音でコミュニケーションする物だと思っています。
知らない人同士でもセッションを通して音で会話する。言語が違っても音という共通言語で会話する・・
現代では一方的に表現するばかりですが、音楽ってもともとお互いが向かい合って親しまれてきた物だと思うんですよね。そういったのもあってか僕はセッションに参加できるようになってからバンドがもの凄く楽しくなりました。(引き出しは少ないんですけどね。笑)
気軽にセッションを楽しんでみてくださいね。